“ぶね”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ブネ
語句割合
67.6%
23.5%
2.9%
2.9%
2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午前観たカテドラルのもとを今一度徘徊してヷン・ダイクの宅の前の店でエスカウト河の帆掛ぶねの景色をいた小さな陶器を買つて居ると
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
江口や神崎がこの川下のちかいところにあったとすればさだめしちいさな葦分あしわぶねをあやつりながらここらあたりを徘徊はいかいした遊女も少くなかったであろう。
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ふねを使う(諸味もろみを醤油袋に入れてしぼぶねで搾ること)時に諸味を汲む桃桶を持って来いと云われて見当違いな溜桶ためおけをさげて来て皆なに笑われたりした。
まかないの棒 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
すなはちみその中によろひし、弓矢をばして、馬に乘りて出で行きて、忽の間に馬より往きならびて、矢を拔きて、その忍齒の王を射落して、またそのみみを切りて、馬ぶねに入れて
『八島』と一しょに紅玉島を砲撃した僚艦(友だちぶね)『秋津洲』は、爆雷でやられたか、それとも闇にまぎれて無事に逃げ出したか、行方がわからない。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)