“ふうさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風采98.1%
覆載0.8%
風彩0.8%
副財0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風采ふうさいもごりっぱで、以前よりもいっそうお美しくお見えになる帝に院は御満足をお感じになり、頼もしさもお覚えになるのであった。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
悠久たる覆載ふうさいもと、人こそは至上なれと
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
風彩ふうさいからいえば、そのおとこのほうが、上役うわやくよりりっぱでした。頭髪とうはつをきれいにけ、はいているくつもかけるまえに、あわれな細君さいくんねんをいれてみがいたので、ぴかぴかとひかっています。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
二十の年まで岡使おかづかい帳付ちょうづけをやり、阿媽マカオではポルトガル語を、呂宋ではイスパニヤ語を聞きおぼえこみ、片言で言葉が通じるようになったところで副財ふうさいにひきあげられた。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
副財ふうさいというのは、船主の代理として、船の運用、貨物の売買取引、一切を取仕切る役である。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)