“ひんかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賓客63.6%
品格18.2%
賓格9.1%
賓閣9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
侍者じしゃ小間使いなどまで付けて、賓客ひんかくの扱いであるのみでなく、花栄が一日の軍務から帰邸すると、夜ごと夜ごとが、家庭的歓迎の宴みたいであった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
などと無代たゞつたりなにかいたし誠にお品格ひんかくい事でござりました。これ円朝わたくしが全く実地じつちを見てきもつぶしたが、なんとなく可笑味をかしみがありましたから一せきのお話にまとめました。
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
愛は偏狭へんきょうきらう、また専有をにくむ。愛したる二人の間に有り余るじょうげて、ひろ衆生しゅじょううるおす。有りあまる財をなげうって多くの賓格ひんかくかいす。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
やがて魯粛は賓閣ひんかくへ迎えられた。彼は、劉琦に弔慰を述べ、玄徳には礼物を贈って
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)