“ばくらう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
博勞33.3%
博労33.3%
馬喰22.2%
伯楽11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木曾馬きそうまちひさいが、足腰あしこし丈夫ぢやうぶで、よくはたらくとつて、それをひに博勞ばくらう毎年まいねん諸國しよこくからあつまります。博勞ばくらうとはうま賣買うりかひ商賣しやうばいにするひとのことです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「去年はなかつたんですよ。何でも博労ばくらう同士のうちわめがあつたとかでね」
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
『婆さんの理屈で行くと、兄が死ねば弟も死なゝけれアならなくなる。俺の姉は去年死んだけれども俺はうして生きてゐる。うだ。過日こなひだ死んだ馬喰ばくらうさんは、婆さんの同胞きやうだいだつていふぢやないか?』
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
ある日伯楽ばくらうのやうな男が二人づれで、青木家の厩の前で切りにドリアンの品定めをしてゐるので、雪子は不快に思つて訊ねると
ダイアナの馬 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)