“はやり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
流行95.5%
時花3.0%
昂奮0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相手がたがひ巴里パリイツ子同士、流行はやり同士であり、其れが右様みぎやうの事情のもとに行ふ決闘であり、その上当日の決闘ぶりが非常に壮烈であつたので
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
おごりも増長して、下着に郡内縞ぐんないじま、または時花はやり小紋、上には縮緬ちりめんの羽織をかさね、はかま、帯、腰の物までそれに順じ
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
翌くる日、彩色の届けられた時、姫の声ははなやいで、昂奮はやりかに響いた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
はやりて斷り後に至り斯と心の就く事あらばたゞ面目めんぼくなきのみならず本町の小西屋こそ大身代しんだいで有りながら事理のわかりし者なきや出所不定の醫師の言葉にまよひて病もなきむすめ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)