“のずゑ”の漢字の書き方と例文
語句割合
野末100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よしや此縁このえんいとひたりとも野末のずゑ草花さうくわ書院しよゐん花瓶くわびんにさゝれんものか、恩愛おんないふかきおやさせてれはおなじき地上ちじやう彷徨さまよはんとりあやまちても天上てんじやうかなひがたし
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
野末のずゑに山に谷蔭たにかげ
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
えたとほこゑ野末のずゑおしひろげるやうに、く、トントントントンとこだまにあたるやうなひゞきがとほくからるやうにこえるとりこゑは、ふくらうであつた。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)