“のずえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
野末100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野末のずえ一流ひとながれ白旗しらはたのやうになびいて居たのが、横に長く、縦に広く、ちらと動いたかと思ふと、三里の曠野こうや、真白な綿わたで包まれたのは、いまげようとするとほとん咄嗟とっさかんこと
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
と七兵衛が、今更の如くにまた呆れた時分に、日は野末のずえに落ちかかりました。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「赤い夕日に照らされて、友は野末のずえの石の下、」
木馬は廻る (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)