“どちゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
土中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掘出し物という言葉は元来がいまわしい言葉で、最初は土中どちゅう冢中ちょうちゅうなどから掘出した物ということに違いない。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
落雷を、土中どちゅううずめて、自由の響きを束縛そくばくしたように、しぶって、いらって、いんこもって、おさえられて、岩にあたって、包まれて、激して、ね返されて、出端ではを失って、ごうとえている。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
脳髄のうずいや、視官しかん言語げんご自覚じかく天才てんさいなどは、ついにはみな土中どちゅうはいってしまって、やがて地殻ちかくとも冷却れいきゃくし、何百万年なんびゃくまんねんながあいだ地球ちきゅうと一しょ意味いみもなく、目的もくてきまわくようになるとなれば
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)