“つく/″\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
熟々70.0%
倩々16.7%
6.7%
熟〻6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、しにして呉れ、花がお前のものなら、幾ら見たつて面白くない。自分のものにして初めて熟々つく/″\と見てゐられるのだから。」
見てゐるうちに、倩々つく/″\嫌になつて、一と思にいて了はうかとも思つて見る………氣がいらついて、こぶしまでにぎつた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
らいつそものなんざはうがえゝ、さうでせえなけりやてえたおもはねえから」おつぎはつく/″\つぶやくことがあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
げにわれさへ事の餘りに怪しければ、夢かと疑ふ心なきにしもあらねど、また熟〻つく/″\思へばしかはあらじと思ひ返さざることを得ず。かへす/″\もしく怪しきは、彼洞天の光景と舟中の人物となり。