“ちょうぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嘲侮42.1%
町歩21.1%
頂部15.8%
跳舞15.8%
張武5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法水は、鎮子の辛辣しんらつ嘲侮ちょうぶにもたじろがず、かえって声を励ませて云った。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その飯田高原は奥行二里幅三里ほどあって、一千町歩ちょうぶが水田になっているほかはすべて小さい熊笹の生い繁った高原である。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
それからは洪積層こうせきそう旧天王キーデンノー安山集塊岩あんざんしゅうかいがんおかつづきのにもかぶさっているかがいちばんの疑問ぎもんだったけれどもぼくたちは集塊岩のいくつもの露頭ろとうを丘の頂部ちょうぶ近くで見附みつけた。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
辻は火の跳舞ちょうぶと、家々の残骸と、煙る鉄甲てっこうの人影しかない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
燕将張武ちょうぶ悪戦して敵をしりぞくといえども、燕軍遂にたず。ここに於て南軍は橋南きょうなんとどまり、北軍は橋北に駐まり、あいするもの数日、南軍かて尽きて、を採って食う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)