町歩ちょうぶ)” の例文
しかし、あくる朝、その辺に住む人達が働きに出ようとして、何町歩ちょうぶかの土地に黒い灰がちらばっているのを見てびっくりしました。
その飯田高原は奥行二里幅三里ほどあって、一千町歩ちょうぶが水田になっているほかはすべて小さい熊笹の生い繁った高原である。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
もしくは波浪にくだかれてしまったが、それでも現存している島、大なるは二、三町歩ちょうぶにわたり
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
ユイのじっさいを今すこしくわしく言って見ると、たとえばここに三町歩ちょうぶとか四町歩とか、ちょうどふつうの家の屋根が二葺けるだけの、萱の生える共有地があるとする。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
面積は三町歩ちょうぶあまり、こずえにいる小禽しょうきんが高くて撃てぬと狩猟家である上野さんの説明通り樟はいずれも高くのびており殆ど純林をなしていて、木漏日がわずかにさし、うずたかいほど落葉が積んでおり
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
町歩ちょうぶもある森林や、牧場や、草刈場や、耕地などのある農家が、あまり沢山あるので、子供達の頭は一杯になってしまって、そうしたいろいろのものを、みんな詰め込みきれないほどだった。