“ちのり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
血糊68.8%
血粘12.5%
血潮6.3%
千入3.1%
千箭3.1%
血膏3.1%
血餅3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刀の血糊ちのりを拭いてとると、チーンと鳴りのいい鍔音つばおとをさせて、金右衛門と肩をならべて石段を一歩、一歩、と降りかけます。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
左門が、乾児たちの死骸の中に立ち、もう血粘ちのりをぬぐった刀を鞘に納め、衣紋えもんをととのえ、腕組みをし、紙帳を見ていた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
女に血潮ちのりを充分に拭わせ、やがて陣十郎は悠々と、刀を鞘に納めたが
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
左右の御手にも、みな八尺やさか勾璁まがたま五百津いほつ御統みすまるの珠を纏き持たして、そびらには千入ちのりゆきを負ひ、ひらには五百入いほのりゆきを附け、またただむきには稜威いづ高鞆たかともを取り佩ばして、弓腹ゆばら振り立てて
生矢いくや千箭ちのりゆぎ
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
久しぶりに一つ帰雁に血膏ちのりをなめさせようか。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
うずたかかったものであろうが、血餅ちのりが分解して土間に吸い込まれるし、盛上った灰が又、湿気のためにピシャンコになっているので、その下に在った塵屑ごみくずの形を、浮彫レリーフみたいに浮き出させている。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)