血潮ちのり)” の例文
平次は側にあつた手拭を取つて傷口を押へ自分の膝を枕にさせて、血潮ちのりの汚れもいとはず、精一杯の手當をして居ります。
女に血潮ちのりを充分に拭わせ、やがて陣十郎は悠々と、刀を鞘に納めたが
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)