“ちしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チシヤ
語句割合
智者60.0%
知者20.0%
痴者20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞き其謀計そのはかりごと奇妙々々きめう/\誠に當時たうじ智者ちしやなりと譽稱ほめたゝへ夫より白子屋へ歸り年増としまの下女お久をひそかに呼びお熊の小袖三ツと金一兩を出し菊に斯々かく/\言含いひふくくれよと頼みければお久承知して我部屋わがへやへお菊を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ゆゑ日本國中につぽんこくちう人民じんみん此改暦このかいれきあやしひとかなら無學文盲むがくもんまう馬鹿者ばかものなり。これをあやしまざるものかなら平生へいぜい學問がくもん心掛こゝろがけある知者ちしやなり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
されば此度このたび一條いちでう日本國中につぽんこくちう知者ちしや馬鹿者ばかものとを區別くべつする吟味ぎんみ問題もんだいといふもなり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
痴者ちしやが衣服の焼け穴をいぢるやうに、猿が疵口きずくちを気にするやうに、段〻と悪いところを大きくして、散〻な事になつたが、いやに賢く狡滑かうくわつなものは、自分の生命を抛出なげだして闘ふといふことをせずに
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)