“そっぽ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
外方62.5%
12.5%
側方6.3%
容貌6.3%
素方6.3%
顔付6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今までにだって、おりを見ては何度となく意中を伝えてあるのだが、お妙はそのたびに外方そっぽを向いて、いつもつれない様子を見せて来た。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
挨拶をしてるのに外方そっぽを向かれることもあるし、黙ってるのに丁寧な挨拶をされることもあった。
変な男 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「応さ、違わなくてか。お前さんとこへ出向いた元七は、寸の伸びたそっぽに切れ長の細え眼——。」
矢文の天誅はまやかしだ。なあ、真正の犯人がなんでわざわざ己が字を残すもんけえ。土台、あの矢が弓で射たもんなら、ああ着物を破いちゃあ身へ届くわけがねえ。それに、弓ならあんなに汚なく血が出やしねえや。そっぽだって、もちっと綺麗に、ゆがんじゃいねえはず。
私の顔をチラとぬすんで、すぐ側方そっぽを向いてしまって、足の甲だの、はぎのあたりだの、背筋の方だの
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
その問答があまり可笑おかしいので、熊谷は側方そっぽを向いて腹を抱える、浜田はハンケチを口へあててクスクス笑う、綺羅子もそれと感づいたらしくニヤニヤしている。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「うん、そうよ、一時はな。……窩人窩人で城下の奴らが鬼のように恐れているその窩人の娘とあっては、ちょっと好奇心ものずきも起ころうというものだ。それに容貌そっぽだって相当踏める。変わった味だってあるだろう。当座のなぐさみにゃ持って来いだ。お前だってそう思うだろう」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
自分が、非常に望をかけて居た者を、不意に、素方そっぽから飛び出した者の手に、奪われてしまったと云う事は、どんなに私を失望させた事だろう。
暁光 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
うむ、若白髪だな、勘、見ろい、これ、手に、墨が落ちるぜ、ふうん、染めてやがったか。や、や眉毛がねえぞ。だが、顔付そっぽ皆目まるきりわからねえ。よくもこう切り細裂こまぜえたもんよなあ。