“そうぎょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
僧形66.1%
早暁21.4%
相形7.1%
創業3.6%
草行1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まさかとは思う……ことにその言った通り人恋しい折からなり、対手あいて僧形そうぎょうにも何分なにぶんか気が許されて、
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
騎馬の将軍というより、毛皮の外套の紳士というより、遠く消息の断えた人には、その僧形そうぎょう可懐なつかしい。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その早暁そうぎょう、まだ明けやらぬ上海シャンハイの市街は、豆スープのように黄色く濁った濃霧の中に沈澱ちんでんしていた。
人造人間殺害事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
結果としてその早暁そうぎょう二時と三時との間に殺害さつがいされたことが判明した。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
泰軒があぶない! と見て踏み出した栄三郎も、眼前に立ち現われたこの侍の相形そうぎょうには、思わず愕然ぎょっとして呼吸を切った。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「逢ったのだろう」さっきからちょっとの間に恐ろしく相形そうぎょうの変ったお宮の顔をみまもった。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
——鎌倉の府ができ上がった後は知らず、今の彼は、創業そうぎょうの人だった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
例令たとえこの創業そうぎょうの一年が、稚気乃至多少の衒気げんきを帯びた浅瀬の波の深い意味もない空躁からさわぎの一年であったとするも、彼はなお彼を此生活に導いた大能の手を感謝せずには居られぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
小説のことなればことごと楷書かいしょにて書くにも及ばじ、草行そうぎょうの書体をまじふるも苦しからねど好加減いいかげんくずかたは以てのほかなり。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)