“ぜんそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
禅僧50.0%
全琮16.7%
全宗16.7%
禪僧16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の祖父はかつて禅僧ぜんそうについて、いったい禅学ぜんがくというのはどんなものですとやぶから棒にたずねたときに、僧の答えは禅学と申しましても、別にこれという学問ではなくて
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
輔国ほこく大将軍平北都へいほくと元帥に封ぜられた陸遜りくそんは、呉郡の朱桓しゅかん銭塘せんとう全琮ぜんそうを左右の都督となし、江南八十一州の精兵を擁して、三道三手にわかれて北上した。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかもその二路ふたみちとも嶮隘けんあいで奇計を伏せて打つには絶好なところですから、もしお許しを得るならばそれがしと全琮ぜんそうとで協力して、曹休を擒人とりこにしてお目にかけます。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人伝ひとづてに聞きますと、山上は依然、荒涼として廃墟のままだそうですが、その後、横川の和尚亮信りょうしんや、宝幢院ほうとういん詮舜せんしゅんや、止観院しかんいん全宗ぜんそうや、また正覚院しょうかくいん豪盛ごうせいとか、日吉ひえ禰宜行丸ねぎぎょうがんなどの硯学せきがくたちが
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれはらなかかんがへながら、宜道ぎだう面前めんぜんで、それだけことちからがなかつた。かれこゝろからこのわか禪僧ぜんそう勇氣ゆうき熱心ねつしん眞面目まじめ親切しんせつとに敬意けいいへうしてゐたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)