“ぜんげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
前言40.0%
漸減30.0%
全減10.0%
善言10.0%
漸源10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『さうとも、兒玉こだまさんぼくつたことはおさはらんやうにねがひます。何卒どうぞその大島小學校おほしませうがくかうのことをはなしてもらひたいものです』とハーバードは前言ぜんげんのお謝罪わびにオックスホードに贊成さんせいした。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
しかしそれらはまた、フランス人の貧血に、活力の漸減ぜんげんに、関係がないではなかった。
物によっては、全減ぜんげんするとまでいっても過言かごんではなかろう。それはもとよりかつおだけにかぎったことではない。
いなせな縞の初鰹 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
なお賢人のうに、「げん近くしてむね遠きものは善言ぜんげんなり。守ること約にしてほどこすことひろきものは善道なり。君子くんしげんおびよりくだらずしてみちそんす」
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
生死の問題に熱中する若年の僧漸源ぜんげんが、師僧の道吾にしたがって一檀家の不幸を弔慰したとき、棺をって師に「生か死か」と問う、しかし師はただ「生ともいわじ死ともいわじ」と言うのみであった。
メメント モリ (新字新仮名) / 田辺元(著)