漸源ぜんげん)” の例文
生死の問題に熱中する若年の僧漸源ぜんげんが、師僧の道吾にしたがって一檀家の不幸を弔慰したとき、棺をって師に「生か死か」と問う、しかし師はただ「生ともいわじ死ともいわじ」と言うのみであった。
メメント モリ (新字新仮名) / 田辺元(著)