“せんじつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
先日90.0%
煎詰5.0%
5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜間やかんきやくおそはれけない夫婦ふうふは、輕微けいび狼狽らうばいかんじたくらゐおどろかされたが、座敷ざしきげてはなしてると、坂井さかゐ丁寧ていねい先日せんじつれいべたのち
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
する婦人おんなだから指一本もさしもせず、またささしもしねえが、煎詰せんじつめた破落漢あぶれものばかり集る処へどういう気だろう。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
日本人のナンセンス文学にはどうも重苦しい、封建的せんじつめの伝統を脱しきらないところがあって、たとえば佐々木邦の滑稽小説にしても、新時代の精神に触れていない。鈍重で、陳腐である。
昭和四年の文壇の概観 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)