“さきのひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
曩日60.0%
先日20.0%
前日20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曩日さきのひ宿下やどさがりに、中村座顔見世狂言で、江戸初下りの雪之丞女形おやまの舞台を、はじめて見物し、その夜、長崎屋三郎兵衛の心づかいで、料亭の奥の小間で、はからずこの絶世の美男と
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
つい先日さきのひ出立したと云うことを聞きましたから、さては山越しをして信州路へ掛ったのではないかと思いまして、信州路へかゝりましたが、更に手掛りがございませんから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かげとひなたにうすく、りかゝつたのをときに、前日さきのひ赤蜻蛉あかとんぼむれ風情ふぜいおもつたのである。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)