トップ
>
曩日
>
さきのひ
ふりがな文庫
“
曩日
(
さきのひ
)” の例文
それと共に唯継の
行
(
おこなひ
)
も
曩日
(
さきのひ
)
とは
漸
(
やうや
)
く変りて、
出遊
(
であそび
)
に
耽
(
ふけ
)
らんとする
傾
(
かたむき
)
も
出
(
い
)
で
来
(
き
)
しを、
浅瀬
(
あさせ
)
の
浪
(
なみ
)
と
見
(
み
)
し
間
(
ま
)
も無く近き頃より
俄
(
にはか
)
に
深陥
(
ふかはまり
)
して
浮
(
うか
)
るると知れたるを、宮は
猶
(
なほ
)
しも
措
(
お
)
きて咎めず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
曩日
(
さきのひ
)
の
宿下
(
やどさが
)
りに、中村座顔見世狂言で、江戸初下りの雪之丞
女形
(
おやま
)
の舞台を、はじめて見物し、その夜、長崎屋三郎兵衛の心づかいで、料亭の奥の小間で、はからずこの絶世の美男と
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
呉羽之介には何が何やら訳が解らなかった——
曩日
(
さきのひ
)
、それもたった四日前あの明神の境内で、
浄瑠璃姫
(
じょうるりひめ
)
に扮したときの、あの巧みさ神々しさ、見る人をして酔わせずには置かぬような芸の力は
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
曩
漢検1級
部首:⽇
21画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“曩”で始まる語句
曩
曩昔
曩彦
曩時
曩祖
曩者
曩拏波里迦
曩謨婆誐嚩帝嚩囉駄囉