“すゐえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
炊烟66.7%
炊煙16.7%
翠烟16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕陽西に傾いて戸々の炊烟すゐえん漸く上るの時、一群の村童、奇異の旅客をまとふて来る。
客居偶録 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
たゞはるかへだつた村落むら木立こだちこずゑからのぼ炊煙すゐえんえたつめたいそらひこまれてるのみで、ちひさなふね中心點ちうしんてんをなして勘次かんじには一つもうごものなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
跣足はだし柳条りうでうに魚のあぎと穿うがつた奴をぶらさげて川から上つて来たらしい漁夫もあり、柳がところ/″\に翠烟すゐえんめてゐる美しい道路を、士農工商樵漁せうぎよ、あらゆる階級の人〻が右往左往してゐる。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)