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じやうてん
ふりがな文庫
“じやうてん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
上天
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上天
(逆引き)
更に
行
(
ゆ
)
きて
畑
(
はたけ
)
の中に
佇
(
たゝず
)
む。月は
今
(
いま
)
彼方
(
かなた
)
の
大竹薮
(
おほだけやぶ
)
を離れて、
清光
(
せいくわう
)
溶々
(
やう/\
)
として
上天
(
じやうてん
)
下地
(
かち
)
を浸し、身は水中に立つの
思
(
おもひ
)
あり。星の光何ぞ
薄
(
うす
)
き。
氷川
(
ひかわ
)
の森も淡くして
煙
(
けぶり
)
と
見
(
み
)
ふめり。
良夜
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
冷
(
つめ
)
たい
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
に
射
(
さ
)
されて、
人目
(
ひとめ
)
に
掛
(
かゝ
)
らぬ
石
(
いし
)
の
中
(
なか
)
に
封込
(
ふうじこ
)
められた
蟾蜍
(
ひきがへる
)
の
如
(
ごと
)
く、わが
身
(
み
)
は
醜
(
みにく
)
い
鉱皮
(
くわうひ
)
の
下
(
した
)
に
押
(
お
)
し
籠
(
こ
)
められてゐる
時
(
とき
)
、ほかの
人
(
ひと
)
たちは
清浄
(
しやうじやう
)
な
肉身
(
にくしん
)
で
上天
(
じやうてん
)
するのだらう。
癩病やみの話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
じやうてん(上天)の例文をもっと
(2作品)
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