“しんうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真打85.7%
心打7.1%
眞打7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治時代の落語家はなしかと一と口に云っても、その真打しんうち株の中で、いわゆる落とし話を得意とする人と、人情話を得意とする人との二種がある。
寄席と芝居と (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかも優善はいわゆる心打しんうちで、良三はその前席を勤めたそうである。また夏になると、二人は舟をりて墨田川すみだがわ上下じょうかして、影芝居かげしばいを興行した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
或日また五百いおと保とが寄席よせに往った。心打しんうち円朝えんちょうであったが、話の本題にる前に、こういう事を言った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
一筆ひとふでつてる——(お約束やくそく連中れんぢうの、はやところとらへておけます。しかし、どれもつらつきが前座ぜんざらしい。眞打しんうちつてあとより。)——わたしはうまいなとつた。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)