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前座
ふりがな文庫
“前座”の読み方と例文
読み方
割合
ぜんざ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぜんざ
(逆引き)
わたしは朝寝坊夢楽という落語家の弟子となり夢之助と名乗って
前座
(
ぜんざ
)
をつとめ、毎月師匠の
持席
(
もちせき
)
の変るごとに、引幕を
萌黄
(
もえぎ
)
の
大風呂敷
(
おおぶろしき
)
に包んで背負って歩いた。
梅雨晴
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ヤレまた落語の
前座
(
ぜんざ
)
が言いそうなことを、とヒヤリとして、
漸
(
やっ
)
と
瞳
(
ひとみ
)
を
定
(
さだ
)
めて見ると、
美女
(
たおやめ
)
は
刎飛
(
はねと
)
んだ
杖
(
ステッキ
)
を拾って、しなやかに両手でついて、
悠々
(
ゆうゆう
)
と立っている。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それから先はおれも知らねえ。おい、勘蔵。おれにばかりしゃべらせて、なぜ黙っているんだ。
前座
(
ぜんざ
)
はこのくらいで引きさがるから、あとは
真打
(
しんうち
)
に頼もうじゃあねえか
半七捕物帳:29 熊の死骸
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
前座(ぜんざ)の例文をもっと
(7作品)
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“前座”の意味
《名詞》
主役の前に出る人のこと。
落語家の身分の一つで、一番下位に当たる。
(出典:Wiktionary)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
座
常用漢字
小6
部首:⼴
10画
“前座”で始まる語句
前座主
検索の候補
前座主
座前
演伎座前
“前座”のふりがなが多い著者
矢内原忠雄
永井荷風
泉鏡太郎
泉鏡花
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