“しやうりやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シヤウリヤウ
語句割合
精霊33.3%
商量16.7%
渉漁16.7%
秤量16.7%
精靈16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
精霊しやうりやうをながす日来り港には人みちをれどわれは
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
さうしてはじめから取捨しゆしや商量しやうりやうれないおろかなものゝ一徹いつてつ一圖いちづうらやんだ。もしくは信念しんねんあつ善男善女ぜんなんぜんによの、知慧ちゑわす思議しぎうかばぬ精進しやうじん程度ていど崇高すうかうあふいだ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
私は、営養不良に陥つて止むなくプレトン哲学の渉漁しやうりやうを断念したことがある。激烈な胃酸過多症に襲はれて、飲酒への沈湎を断念しなければならなかつたこともある。
熱い風 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
秤量しやうりやうにかけるやうにして、高い租税を払はなければ飲めないばかりか、川水の姿を見ようとすれば、鉄橋の下の、鉄漿溝おはぐろどぶのやうに、どす黒く濁つた水を、夕暮の空に、両岸の燈火の幻影で
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
精靈しやうりやう船にはその家の定紋をつけた帆を揚げてゐるのもあるし、又蓮の花びらが、舟一ぱいに撒き散らされてゐるのもあつた。