“しょうだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
商量20.0%
尚男20.0%
樵談20.0%
硝弾20.0%
笑戯20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「堂々たる男子が、何故なにゆえ生を軽んじる、事情があるなら商量しょうだんにあずかろうじゃないか」
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
尚男しょうだん一家の悲惨なる遭難始末とともに、まだ私たちのところへは詳かに伝わってこない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
『長興記』をして、「本朝五百年来此の才学なし」とまで評さしめた当時の碩学せきがく一条兼良かねよしは『樵談しょうだん治要』の中で浩歎して述べて居る。
応仁の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
将星はみな謀議の黒幕にひそみ、教書は密使の手から諸州にはしり、際限もなく牢人や游将を抱え入れて、硝弾しょうだんを積み槍をみがき、ほりを深めて備えに怠りないのであった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あゝ、金を作つてくれ。」あの人は苦もなく笑戯しょうだんにしてしまつた。
脱殻 (新字旧仮名) / 水野仙子(著)