“しつう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歯痛33.3%
四通22.2%
齒痛22.2%
室宇11.1%
私通11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歯痛しつうおのずからおさまったので、秋におそわれるような寒い気分は、少し軽くなったけれども、やがて御米が隠袋ポッケットから取り出して来た粉薬を、ぬるま湯にいてもらって、しきりに含嗽うがいを始めた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一通は手もとふるへて巻納まきおさめぬ、二通も同じく、三通さんつう四通しつう五六通ごろくつうより少し顔の色かはりて見えしが、八九十通はちくじつゝう十二通じうにつう、開らきては読み、よみてはらく、文字もんじは目にらぬか、入りてもよまぬか。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
われもまたほの淡き齒痛しつうをおぼゆ。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
室宇しつう宏麗くわうれい後房こうばう數百人すうひやくにん舞妓ぶぎみな綺紈きぐわんかざり、金翠きんすゐむ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
私通しつうしたる洎芙藍色さふらんいろの女の
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)