“しかへし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
復讐50.0%
返報16.7%
報復16.7%
報怨16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手前がおいらに負はせをつたあの絵そらごとに対して復讐しかへしをしてやるのだ! ほんとに、この村ぢゆうで一番の信心者が、たうとうおいらの手に落ちたと知つたら
為る時為さで置くべき歟、酸くなるほどに今までは口もきいたが既きかぬ、一旦思ひ捨つる上は口きくほどの未練も有たぬ、三年なりとも十年なりとも返報しかへしするに充分な事のあるまで
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
とく時機ときの来よ此源太が返報しかへし仕様を見せて呉れむ、清吉ごとき卑劣けちな野郎の為た事に何似るべき歟、てうなで片耳殺ぎ取る如き下らぬ事を我が為うや、我が腹立は木片の火のぱつと燃え立ち直消ゆる
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
はた、我は報復しかへしを想はず
妄動 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
はじめは人皆ひとみな懊惱うるさゝへずして、渠等かれらのゝしらせしに、あらそはずして一旦いつたんれども、翌日よくじつおどろ報怨しかへしかうむりてよりのちは、す/\米錢べいせんうばはれけり。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)