“さいけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サイケン
語句割合
細見44.4%
再建33.3%
債劵11.1%
債権11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「天井から床下まで、——それから雇人共の部屋から荷物は皆んな調べて見ましたが、銘々少しづつ溜めて居る外には、不思議なことに女の子の手紙一本、吉原細見さいけん一册無いから癪にさはるぢやありませんか」
「わたくしは、この港をえらび、造船所をつくって、海軍を再建さいけんしたかたに向かって、こういうすべてのものをつくりだした王さまにむかって、脱帽だつぼういたします。」
それから半年ほどたつたとき、ちの一万二千三百七十五がうの△△債劵さいけん仲買なかがひ人をて、ある田なかの大地主ぢぬしわたつてゐた。
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
さういひながら、玄関げんくわんつゞきのちやへはひると、青木さんはかみにくるんだ額面がくめん十円の△△債劵さいけん背広せびろの内がくしから、如何いかにも大さうにとり出した。
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
仏国公使の答は徳川政府に対しては陸軍の編制へんせいその他の事に関し少なからざる債権さいけんあり、新政府にてこれを引受けらるることなれば、毛頭もうとう差支さしつかえなしとてその挨拶あいさつはなは淡泊たんぱくなりしという。
仏公使が幕府に対するの債権さいけんとはこれ等の代価だいかしたる者なり。