再建さいけん)” の例文
「そういうわけで、来年のお正月の拝賀式はいがしきは、この再建さいけん日本のかくごをかためるためにも、べつしておごそかにとりおこなわなければなりません。」
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
「わたくしは、この港をえらび、造船所をつくって、海軍を再建さいけんしたかたに向かって、こういうすべてのものをつくりだした王さまにむかって、脱帽だつぼういたします。」
幸にしてこの父子あり、運がよければ、世界の再建さいけんに加工し得るかも知れないと、ひそかに思った。先発隊の運命の程もわからぬので、こんな弱気よわき強気つよきになったのである。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)