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細見
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さいけん
ふりがな文庫
“
細見
(
さいけん
)” の例文
途中、街道の古びた草紙屋で見つけて買い求めたのは、一冊の
懐中絵図
(
ふところえず
)
——その頃、まま版行された道中
細見
(
さいけん
)
、あるいは、御府外名所
手引
(
てびき
)
などの
類
(
たぐい
)
でありましょう。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「天井から床下まで、——それから雇人共の部屋から荷物は皆んな調べて見ましたが、銘々少しづつ溜めて居る外には、不思議なことに女の子の手紙一本、吉原
細見
(
さいけん
)
一册無いから癪にさはるぢやありませんか」
銭形平次捕物控:256 恋をせぬ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
碁
(
ご
)
、将棋、貸本、
細見
(
さいけん
)
などが散らかっているが、ここは
七刻限
(
ななつぎ
)
りといって夕方は追い出しとなり、夜は
屏風
(
びょうぶ
)
を立て廻して、ボロ三味線に下手な
甚句
(
じんく
)
や
弄斎節
(
ろうさいぶし
)
がはじまるのである。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
細見
(
さいけん
)
売りの声、ぜんざい屋、ぼろんじの尺八——
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“細見”の意味
《名詞》
詳しく見ること。
詳しい地図。
(江戸時代の)遊郭の案内書。
(出典:Wiktionary)
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“細”で始まる語句
細
細々
細君
細工
細面
細作
細引
細流
細道
細紐