“げんきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
現金63.6%
厳禁18.2%
嚴禁9.1%
絃琴9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外套ぐわいたう日蔭町物ひかげちやうもの茶羅紗ちやらしやかへしたやうな、おもいボテ/\したのを着て、現金げんきんでなくちやかんよとなどゝ絶叫ぜつけうするさまは、得易えやすからざる奇観きくわんであつたらうとおもはれる
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
厳重げんじゅうに取締っているのです。というわけは、あまりにそういう旅行者がこの国へ入りこんで、勝手なことばかりをして、荒しまわったものですから、それで厳禁げんきんということになってしまったのよ
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
一體いつたいじゆくでは小説せうせつ嚴禁げんきんなので、うつかり教師けうし見着みつかると大目玉おほめだまふのみならず、この以前いぜん三馬さんば浮世風呂うきよぶろ一册いつさつ沒收ぼつしうされて四週間ししうかん置放おきつぱなしにされたため、貸本屋かしほんやから嚴談げんだんつて、大金たいきんられ
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ロシヤの盲目詩人エロシンコ君が、彼の六絃琴げんきんを携えて北京ペキンに来てから余り久しいことでもなかった。彼はわたしに苦痛を訴え
鴨の喜劇 (新字新仮名) / 魯迅(著)