“けぶり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
48.2%
24.5%
気振21.8%
氣振3.6%
青烟1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてこんな不意な儲けをするのも、自分の女房かない見立みたてが善かつたからだと思つて、満足さうにけぶりをぱつと鼻の穴から吹き出した。
そらを仰ぎ、地をたたきて哭悲なきかなしみ、九三ともにもと物狂はしきを、さまざまといひなぐさめて、かくてはとてつひ九四曠野あらのけぶりとなしはてぬ。
もしそれが日頃の誓約せいやくや態度とちがって、裏切るようなことでもあったら、嘲笑わらってやろうという気振けぶりさえ見えないこともない。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うまく行つたらものにしようとする氣振けぶりを見せる者もあつた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
一条ひとすじ青烟けぶりの悠々と空に消えて行くのを見ることがある。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)