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氣振
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けぶり
ふりがな文庫
“
氣振
(
けぶり
)” の例文
新字:
気振
明神下の早春の朝陽は、まことに快適で、お長屋の風情は貧乏臭くとも、『大變ツ』などといふ
氣障
(
きざ
)
つぽいものの
氣振
(
けぶり
)
もなかつたのです。
銭形平次捕物控:319 真珠太夫
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
うまく行つたらものにしようとする
氣振
(
けぶり
)
を見せる者もあつた。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
三人共同藩と聽いて、平次も開いた口が
塞
(
ふさ
)
がりません。それを
氣振
(
けぶり
)
にも現さなかつた岩根半藏はどう言ふ考へだつたのでせう。
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
胃の病の
吐血
(
とけつ
)
のためといふことにされてしまひましたが、日頃そのやうな
氣振
(
けぶり
)
もなかつたので、谷口金五郎樣のところに招ばれて、
強
(
したゝ
)
かに呑んだ御酒に、何やら仕掛があつたのではあるまいかと
銭形平次捕物控:203 死人の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
氣
部首:⽓
10画
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“氣”で始まる語句
氣
氣色
氣味
氣遣
氣持
氣障
氣勢
氣質
氣分
氣高