“くたびれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
草臥83.6%
疲労11.5%
草疲1.6%
草足1.6%
1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さても秋風あきかぜきりひとか、らねばこそあれ雪佛ゆきぼとけ堂塔だうとういかめしくつくらんとか立派りつぱにせんとか、あはれ草臥くたびれもうけにるがおう
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何、疲労くたびれるというまでのことも無いのさ。かえって程好ほどよい運動になって身体からだの薬になるような気持がする。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
もし誰れかが海へ行きましょうかと来るとすぐそのぬれた水着を示して、いやもう今帰ったばかりで……、ああ草疲くたびれたという顔をして見てはどうかとも思うのである。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
『わたし、もう草足くたびれたんだもの』とおたあちやんは摘むことをやめて立つて見てゐました。すると、おきいちやんは
虹の橋 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
『摩訶僧祇律』七に雪山水中の竜が仙人の行儀よく座禅するを愛し七まき巻きて自分の額で仙人のうなじを覆い、食事のほか日常かくするので仙人休み得ず身体くたびれせて瘡疥を生ず