“ききょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キキョウ
語句割合
桔梗78.8%
奇矯17.1%
奇嬌1.8%
気胸1.2%
帰敬0.6%
帰京0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左手に細野の人家を眺め、うわぱらと呼ぶ平坦な原野に出る、木立の中や草原には桔梗ききょう女郎花おみなえし、松虫草、コマツナギ等が咲いている。
白馬岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
それでは仮に以上のような奇矯ききょうの説が、一面の真理を含んでいるとしたら、実際に科学教育をどうするかという問題が出て来る。
簪を挿した蛇 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
法律の力を悪用して、善人を苦しめる悪魔をこらしめる手段は、これより外にはないのでございます。わたくしの行動を奇嬌ききょうだとお笑い下さいますな。芝居気があるとお笑い下さいますな。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「どんなことをしましても、もう当人に、それだけの寿命しか、ないんでございましょうねえ。ほんの、気胸ききょうだけで丈夫になってらっしゃる方も沢山おありになりますのに……」
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
大炊御門おおいのみかど左大臣(経宗)という人は月輪兼実とは違い、日頃から余り信仰のない人であったが、ある人の方便で上人を請じ屏風びょうぶを距てて念仏談を聞き信仰心を起して法然に帰敬ききょう
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
慈鎮和尚といい妙香院の僧正といい何れも名門の出であり、一代の有徳であり、その一代の行業は伝うべきもの甚だ多いが是等の大徳が帰敬ききょうし崇敬した法然の器量が思いやられる。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
自分もそうそういっしょにはおられないので帰京ききょうすると、花前はなまえはそのまま一年半もその家におった。あっただけのざいをことごとく消費しょうひして、ただ帰京の汽車賃きしゃちんで安藤の家に帰ってきた。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)