気胸ききょう)” の例文
「そのうち気胸ききょうもしてみようかとおっしゃるの、でも、糖尿の方があるので……」と、妻は仔細しさいそうな顔をする。
秋日記 (新字新仮名) / 原民喜(著)
「どんなことをしましても、もう当人に、それだけの寿命しか、ないんでございましょうねえ。ほんの、気胸ききょうだけで丈夫になってらっしゃる方も沢山おありになりますのに……」
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)