“奇嬌”の読み方と例文
読み方割合
ききょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、やがて可憐(かれん)な精神病患者が遊歩(ゆうほ)するのを認めて一種奇嬌(ききょう)な美の反映をその満庭(まんてい)の桜から受け始めました。
病房にたわむ花 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
法律の力を悪用して、善人を苦しめる悪魔を懲(こら)しめる手段は、これより外にはないのでございます。妾(わたくし)の行動を奇嬌(ききょう)だとお笑い下さいますな。芝居気があるとお笑い下さいますな。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
奇嬌(ききょう)で、廃頽的で、ひねくれていて、ひょっとすると、徳性(モラリティ)というものを全然持っていないようにさえ見える。……どんなものにも満足しないし、どんな環境にも落ち着いていられない。
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)