“がさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粗雑44.4%
我殺11.1%
我雑11.1%
粗暴11.1%
粗野11.1%
軽卒11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新壁の隅に据えた、粗雑がさつな長火鉢の傍にぽつねんと坐り込んでいる母親の姿が、明け放したそこの勝手口からすぐ見られた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そして遠慮なく膝を崩すような客に対する時の調子も、笹村が気遣ったほどには粗雑がさつでもなかった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
六郎 こゝらの長屋にゐる者は我殺がさつな奴等ばかり揃つてゐるので、他國のお方にはお恥かしうございます。して、おまへさんは誰をたづねてお出でなすつた。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
富「いえ、それは余りなんで、此の通りの我雑がさつものを」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ロミオ なに、こひ温柔やさしい? 温柔やさしいどころか、粗暴がさつ殘忍あらけなものぢゃ。荊棘いばらのやうにひとむねすわい。
彼女はどうしても彼を粗野がさつとか乱暴とかいう言葉で評する気にならなかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
女性をんなの誰もまぬがれない愛情の潜んで居るのぢや無からうかと思ふんですよ——私などは斯様こんな軽卒がさつなもんですから、直ぐ挙動にあらはして仕舞しまひますがネ、貴嬢の様に強意しつかりした方は、自ら抑へるだけ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)