“かゝへ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仮令たとひ良人にゆるし難き大失策があつても、基督の精神を以て其の罪をゆるす、と夫人の理想はまア出たいのであるが、かゝへあれど柳は柳哉、幾程いくら基督の精神を持つてゐる令夫人でも
未亡人と人道問題 (新字旧仮名) / 二葉亭四迷(著)
そのつらゝあまたさがりたるなかには、長きは十丈ばかり太さはかゝへもあるべし。
みち此処こゝで二すぢになつて、一すぢはこれからぐにさかになつてのぼりもきふなり、くさ両方りやうはうから生茂おひしげつたのが、路傍みちばたかどところにある、それこそ四かゝへさうさな、五かゝへもあらうといふ一ぽんひのき
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)