“かごや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
駕籠屋59.1%
駕屋11.4%
籠屋9.1%
駕丁9.1%
舁夫6.8%
轎夫2.3%
駕籠夫2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前に立ち塞がってこもごも詰問する二人の高圧には、駕籠屋かごやは、もう駕籠を地べたへ伏せて、すくんで尻ごみのていです。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
得物えもの得物えものを持った駕籠屋かごやと馬方は、土のようになって、ヘタヘタと土下座をきってしまいました。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「そこが、あの山のふもとかね? ……。まだずいぶんあるらしいが、どこかに駕屋かごやでもないかしら」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
総門の両側には、むしろがこいの駕屋かごやたまりがある。そこにも、二、三名の侍が、股火またびをしながら、総門の出入りを睨んでいた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日、市場いちばの方からランブュトー街へはいってゆくと、右手に、モンデトゥール街と向き合った所に、一軒の籠屋かごやがある。
その土地の出来事について、籠屋かごやのおたまと「千本」の長とが、つねにぬかりなく情報をれるのである。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
夫婦喧嘩をすることにおいて有名な駕丁かごやの松が茶々を入れる、一同がまたドッと笑い出す。それにもかかわらず六助は大まじめで、
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
芸者三吉・およつ・魚熊・魚北・帳場与兵衛・通行の男女・唄好きの酔漢・母を迎える男・寄席帰りの母・渡し舟のもの・出入りのかしら駕丁かごや・そのほか。
瞼の母 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
お竹は例の胴巻から金を出して勘定をいたし、そこ/\手廻りを取片附け、明日あすは早く立とうと舁夫かごやや何かを頼んで置きました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
宗達は驚いて抱起したが、舁夫かごや此処こゝまでの約束だというので不人情にも病人を見棄てゝ、其の儘ずん/\往ってしまいました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「さよか」と吉之助様はおっしゃいまして、しばらく考えておられましたが、「轎夫かごや、この駕籠を茶屋の前で止めろ、人数の真ん中へき据えてくれ」とこのようにおっしゃってでございます。
犬神娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大菱屋の若い者喜介出で來り、門口より内をうかゞひて、更に外の方にむかつて差招けば、おなじく伊平と忠藏は駕籠夫かごやに駕籠を吊せて出で、たがひに囁き合ひて、喜介は先づ門をあけて入る。
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
駕籠夫かごや四人は駕籠二挺をかつぎて出づ。)
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)