“かごや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
駕籠屋56.5%
駕屋10.9%
籠屋8.7%
駕丁8.7%
舁夫6.5%
竹輿屋2.2%
轎夫2.2%
轎屋2.2%
駕籠夫2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前に立ち塞がってこもごも詰問する二人の高圧には、駕籠屋かごやは、もう駕籠を地べたへ伏せて、すくんで尻ごみのていです。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
得物えもの得物えものを持った駕籠屋かごやと馬方は、土のようになって、ヘタヘタと土下座をきってしまいました。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「そこが、あの山のふもとかね? ……。まだずいぶんあるらしいが、どこかに駕屋かごやでもないかしら」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
総門の両側には、むしろがこいの駕屋かごやたまりがある。そこにも、二、三名の侍が、股火またびをしながら、総門の出入りを睨んでいた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日、市場いちばの方からランブュトー街へはいってゆくと、右手に、モンデトゥール街と向き合った所に、一軒の籠屋かごやがある。
その土地の出来事について、籠屋かごやのおたまと「千本」の長とが、つねにぬかりなく情報をれるのである。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
夫婦喧嘩をすることにおいて有名な駕丁かごやの松が茶々を入れる、一同がまたドッと笑い出す。それにもかかわらず六助は大まじめで、
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
芸者三吉・およつ・魚熊・魚北・帳場与兵衛・通行の男女・唄好きの酔漢・母を迎える男・寄席帰りの母・渡し舟のもの・出入りのかしら駕丁かごや・そのほか。
瞼の母 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
お竹は例の胴巻から金を出して勘定をいたし、そこ/\手廻りを取片附け、明日あすは早く立とうと舁夫かごやや何かを頼んで置きました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
宗達は驚いて抱起したが、舁夫かごや此処こゝまでの約束だというので不人情にも病人を見棄てゝ、其の儘ずん/\往ってしまいました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
急度きつと相違のない樣に直に調達致して來ようとつかと戸外おもてへ出たるは其日も已に暮合くれあひすぎなりも此家には妻子もなく一個住ひとりずみにて玄關番げんくわんばんを兼た飯焚めしたきの男一人在れど是さへも使に出たる後なれば同胞きやうだい如何なる密談みつだんせしや知者しるものたえて無りけり斯て後庄兵衞は翌朝よくあさ五兩の金を調達こしらへ兄元益に遞與わたせしに此方は心得其金もてしちに入たる黒紋附くろもんつきの小そで羽織ばおりを受出し近所の竹輿屋かごや吩咐いひつけて醫師陸尺ろくしやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「さよか」と吉之助様はおっしゃいまして、しばらく考えておられましたが、「轎夫かごや、この駕籠を茶屋の前で止めろ、人数の真ん中へき据えてくれ」とこのようにおっしゃってでございます。
犬神娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「ほ。轎屋かごやか。そこにいる連中は」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大菱屋の若い者喜介出で來り、門口より内をうかゞひて、更に外の方にむかつて差招けば、おなじく伊平と忠藏は駕籠夫かごやに駕籠を吊せて出で、たがひに囁き合ひて、喜介は先づ門をあけて入る。
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
駕籠夫かごや四人は駕籠二挺をかつぎて出づ。)
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)