“駕屋”の読み方と例文
読み方割合
かごや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
総門の両側には、むしろがこいの駕屋かごやたまりがある。そこにも、二、三名の侍が、股火またびをしながら、総門の出入りを睨んでいた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
駕屋かごやすだれをはねさせて、川長かわちょうの明りへ姿を立たせたのは、身装差刀みなりさしもの、いずれもりゅうとした三人の武家揃い。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そこが、あの山のふもとかね? ……。まだずいぶんあるらしいが、どこかに駕屋かごやでもないかしら」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)