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籠屋
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かごや
ふりがな文庫
“
籠屋
(
かごや
)” の例文
そこは保利橋のちょっと手前で、右側には炭薪商、
籠屋
(
かごや
)
、桶屋などが軒を
列
(
つら
)
ね、左側には八百屋、魚屋、
繩蓆屋
(
なわむしろや
)
、石屋などが認められた。
醜聞
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
今日、
市場
(
いちば
)
の方からランブュトー街へはいってゆくと、右手に、モンデトゥール街と向き合った所に、一軒の
籠屋
(
かごや
)
がある。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
HはS村の
伯父
(
おじ
)
を尋ねに、Nさんはまた同じ村の
籠屋
(
かごや
)
へ
庭鳥
(
にわとり
)
を伏せる籠を
註文
(
ちゅうもん
)
しにそれぞれ足を運んでいたのだった。
海のほとり
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
疣々
(
いぼいぼ
)
打った
鉄棒
(
かなぼう
)
をさし
荷
(
にな
)
いに、桶屋も
籠屋
(
かごや
)
も手伝ったろう。
張抜
(
はりぬき
)
らしい
真黒
(
まっくろ
)
な
大釜
(
おおがま
)
を、
蓋
(
ふた
)
なしに担いだ、
牛頭
(
ごず
)
、
馬頭
(
めず
)
の青鬼、赤鬼。青鬼が前へ、赤鬼が
後棒
(
あとぼう
)
で、
可恐
(
おそろ
)
しい面を
被
(
かぶ
)
った。
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そしておたまのことも、——
籠屋
(
かごや
)
のおたまは若くて
遊廓
(
ゆうかく
)
へ身を売り、その後もみもちが悪く、親類じゅうに迷惑をかけたが、いまは行方知れずだということであった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
釣舟宿
(
つりぶねやど
)
の「千本」の三男の
長
(
ちょう
)
から、私は老人のことを聞いた。その土地の出来事について、
籠屋
(
かごや
)
のおたまと「千本」の長とが、つねにぬかりなく情報を
呉
(
く
)
れるのである。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
そして
籠屋
(
かごや
)
のおたまが、「おつゆちゃんは十二で——」うんぬんと報告した娘の家の綿屋も、やはり失敗してどこかへいってしまい、その家もまた空家になっていたのだ。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“籠”で始まる語句
籠
籠手
籠城
籠絡
籠居
籠中
籠抜
籠堂
籠行燈
籠洋燈