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かけある
ふりがな文庫
“かけある”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
馳歩
20.0%
駈歩
20.0%
奔走
20.0%
駆歩
20.0%
駆歩行
20.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馳歩
(逆引き)
御恩も、なさけも、思う暇が有ません。もうその時の私は、
藁草履
(
わらぞうり
)
穿
(
は
)
いて、土だらけな黒い足して、
谷間
(
たにあい
)
を
馳歩
(
かけある
)
いた柏木の昔に帰って了いました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
野獣
(
けもの
)
のように土だらけな足をして
谷間
(
たにあい
)
を
馳歩
(
かけある
)
いた私が、結構な畳の上では
居睡
(
いねむり
)
も出ました位です。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
かけある(馳歩)の例文をもっと
(1作品)
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駈歩
(逆引き)
それが今この場合に雪中を
跣足
(
はだし
)
で
駈歩
(
かけある
)
くのは、何か仔細があるらしくも思われるので、巡査も職掌柄、
直
(
すぐ
)
に
其
(
その
)
跡を追って行った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
重太郎はお葉の跡を追って、これも東西の
嫌
(
きら
)
い無しに
山中
(
やまじゅう
)
を駈け廻ったが、容易に女を捉え得なかった。
嶮岨
(
けんそ
)
に馴れたる彼は、飛ぶが如くに
駈歩
(
かけある
)
いて、一旦は
麓
(
ふもと
)
まで降ったが又思い直して
引返
(
ひっかえ
)
した。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
かけある(駈歩)の例文をもっと
(1作品)
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奔走
(逆引き)
今日
(
きょう
)
も朝から一日
奔走
(
かけある
)
いたので、すっかり
憊
(
くたび
)
れてしまって、晩方
一風呂
(
ひとっぷろ
)
入
(
はい
)
ったところが、暑くて寝られんから、ぶらぶら
納涼
(
すずみ
)
に出掛けて、ここで月を
観
(
み
)
ていたうちに
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かけある(奔走)の例文をもっと
(1作品)
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駆歩
(逆引き)
又、彼等は先祖代々
深山幽谷
(
しんざんゆうこく
)
に棲んでいるから、山坂を
駆歩
(
かけある
)
くことは普通の人間よりも
素捷
(
すばや
)
いであろうし、腕力も
亦
(
また
)
強いかも知れない。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
かけある(駆歩)の例文をもっと
(1作品)
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駆歩行
(逆引き)
留守になると、橋手前には
腕白盛
(
わんぱくざかり
)
の滝太一人、行儀をしつけるものもなし、居まわりが居まわりなんで、鼻緒を切らすと
跣足
(
はだし
)
で
駆歩行
(
かけある
)
く、袖が切れれば
素裸
(
すッぱだか
)
で躍出る。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かけある(駆歩行)の例文をもっと
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