駈歩かけある)” の例文
それが今この場合に雪中を跣足はだし駈歩かけあるくのは、何か仔細があるらしくも思われるので、巡査も職掌柄、すぐその跡を追って行った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
重太郎はお葉の跡を追って、これも東西のきらい無しに山中やまじゅうを駈け廻ったが、容易に女を捉え得なかった。嶮岨けんそに馴れたる彼は、飛ぶが如くに駈歩かけあるいて、一旦はふもとまで降ったが又思い直して引返ひっかえした。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)