“かいきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
開襟53.8%
怪禽23.1%
廻勤15.4%
解禁7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
T君の山男のような蓬髪ほうはつとしわくちゃによごれやつれた開襟かいきんシャツの勇ましいいで立ちを、スマートな近代的ハイカーの颯爽さっそうたる風姿と思い比べているうちに
小浅間 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
このあたりでは鳴かない怪禽かいきんが、やや下ったところの飯綱権現の境内の杉の大木の梢では、しきりに鳴きます。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しか当時そのころでは是すら容易に出来ませんことで、先ずとゞこおりなくお目見えも済み、是から重役の宅を廻勤かいきんいたすことで、是等これらすべて渡邊織江の指図でございますが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
したがつ日本國内にほんこくないからきん解禁かいきんごときことは、國民的こくみんてき大問題だいもんだいであるとふことは何人なんびと否認ひにんすることの出來できないことである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
それゆゑ日本にほん經濟けいざい立直たてなほ必要ひつえうがあるのであるが、經濟けいざい立直たてなほしが出來でき累年るゐねんつゞ輸入超過ゆにふてうくわげん國際貸借こくさいたいしやく改善かいぜんせられてはじめきん解禁かいきん出來でき
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)