廻勤かいきん)” の例文
長崎の奉行所に廻勤かいきんに行くその若党わかとうに雇われてお供をした所が、和尚が馬鹿に長いころもか装束か妙なものを着て居て、奉行所の門で駕籠かごを出ると
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
しか当時そのころでは是すら容易に出来ませんことで、先ずとゞこおりなくお目見えも済み、是から重役の宅を廻勤かいきんいたすことで、是等これらすべて渡邊織江の指図でございますが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)