“おつかあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
阿母50.0%
女将16.7%
16.7%
阿母樣16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「アイ、二十日はつかが俺の誕生日だツて、阿母おつかあが今川焼三銭買つて、ちやんの仏様へ上げて、あとは俺が皆な食べたよ」と、突如だしぬけに返事したるは、覚束おぼつかなき賃仕事に細きけむり立て兼ぬる新後家しんごけせがれなり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
... の着物がのこつてります。それから御先代ごせんだい木像もくざう過去帳くわこちやうのこつてります」「それでは、ちよいとそれをつてもらひたい」といふと、女将おつかあすぐに車に乗つてつて取つてました。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「何だ手前てめえおつかあは毎晩四の橋へ密売ひつぱりに出るくせしやがつて……」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
阿母樣おつかあ!』と、新坊は思い出し樣に時々呼んで、わアと力なく泣く。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)